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振袖でトイレにいくときの手順!あると便利なアイテムや注意点も解説

2023.11.06 振袖

「振袖を着ながらトイレに行く方法を知りたい」「成人式の日って、振袖を着てからもトイレに行ける?」など疑問に思ったことはありませんか?普段着慣れていない振袖ですから、トイレへの行き方もわからないという方は多いです。

そこでこのコラムでは、以下の内容を解説しています。

  • 振袖でトイレに入るときの7つの手順
  • 振袖でトイレに入ったあとのチェックポイントや振袖が着崩れたときの直し方
  • 振袖でトイレに入りやすくなるアイテム
  • 振袖を着てトイレに行くときの注意点

このコラムを読むことで、振袖を着ながらでも上手にトイレへ入る方法について理解できます。これから振袖を着る予定がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

1.振袖でトイレに入るときの7つの手順

振袖でトイレに入るときの手順として、今回は7項目に分けて順番に説明していきます。

1-1.手順①最初に便座を閉める

個室トイレに入り次第、便座を閉めてください。振袖でトイレに入るときのトラブルとしてよくある「袖が便器の水に浸かってしまう」トラブルを防止できます。

1-2.手順②袖をまとめる

振袖の長い袖をそのままにすると、トイレの際に袖が汚れる恐れがあります。以下の方法のいずれかを選んで、袖をきちんとまとめてください。

  • 袖の端を両手で持ち、帯の前で軽く結ぶ
  • 両袖のたもと(外側の最下部)を帯の上部中央に持ってきて、大きなクリップで留める
  • 袖を帯締め(帯の上の装飾紐)で固定する

1-3.手順③裾を左右一枚ずつめくっていく

しゃがんで、裾を順に手にとり、左右に分けます。左手でまず振袖の左側をめくり、次に右手で右側をめくります。長襦袢や裾よけも同様にします。

裾よけが左右に分かれたら、腰の位置まで一気にめくり、裏側を露出させます。

1-4.手順④③でめくった振袖を脇で挟む

裾を「めくれば大丈夫」と思ってすぐに便座に座るのは避けましょう。ずれたり落ちたりして、振袖が汚れる可能性があります。

めくった部分を両脇下でしっかりとはさみ、移動しないようにしてください。

1-5.手順⑤下着を下ろす

下着を下ろし、帯が潰れたり汚れたりしないよう、便器に浅く腰掛けてください。また、トイレが終わり水を流すときは、水が飛び散るリスクを考えてフタを閉めましょう。

1-6.手順⑥裾を元に戻す

便器から十分に離れてから、裾を下ろします。裾を汚さないよう、十分に注意を払いましょう。

1-7.手順⑦袖をまとめたまま手洗いをする

袖口は元に戻すのは、手を洗うまではそのままのほうが安心です。水はねに十分に気をつけて手を洗いましょう。

手を洗い終えたら、手持ちのハンカチで十分に拭き取ってください。

2.振袖でトイレに入ったあとのチェックポイント

振袖でトイレに入ったあとは、振袖が汚れていないかを確認してください。その際にチェックすべきポイントを、以下の3つに分けてご紹介します。

  • おはしょり

2-1.裾

まずは振袖の裾を確認してください。裾よけや肌襦袢の重ね順を間違えると、着心地に違和感が出たり、見た目の乱れが生じたりします。

裾を、以下の順番で確認してください。

  1. 振袖左側
  2. 振袖右側
  3. 長襦袢左側
  4. 長襦袢右側
  5. 裾よけ右側
  6. 裾よけ左側

そして、裾の後ろも適切に整っているか、鏡で後ろ姿をチェックしましょう。

2-2.おはしょり

おはしょりはトイレの際に特に崩れやすい部分です。

背面のおはしょりは見落としがちなので、大きな鏡を使って、折り返し部分が整っているか確認してください。

2-3.帯

おはしょり同様、帯の形状や位置の歪みも注意が必要です。崩れている場合、袖を整えた上で帯の形を修正しましょう。

帯の結び方には様々なスタイルがあるため、着付けの際の注意点や直し方のコツを、着付スタッフに質問してみてください。

3.トイレに入って振袖が着崩れたときの直し方

トイレに入って振袖が着崩れてしまったときのために、直し方について予習しておきましょう。

3-1.襟元が乱れたときの直し方

襟元が乱れたときは、以下の手順にて直しましょう。

  1. 右側の身八つ口(脇の切れ目が入っている部分)から、振袖と長襦袢の間に右手を入れる
  2. 右手で衿を下に軽く引っ張って整える ※このとき、強く引っ張ることで衣紋(うなじの部分にあたる後ろの衿)が詰まることがあるため注意
  3. 左側の身八つ口から、1と同じ手順で左手を入れる
  4. 左手で衿を下に軽く引っ張って、整える
  5. 胸元に緩みがある場合は、衿につながっているおはしょりを軽く引く

3-2.帯が下がっているときの直し方

帯が下がってしまったときは、以下の手順を実践してください。

  1. 手を帯の下に入れて持ち上げる
  2. 帯の上を持って元の位置に引き上げる
  3. 背中側の帯が下がっているときは、両手を後ろに回し下から持ち上げるようにする
  4. 胴回りがゆるみやすい場合は、背中側の帯の下に小さめのタオル・ハンカチなどを差し込んで、圧迫感を調整する

3-3.裾がたるんだときの直し方

裾がたるんだときは、以下の方法で直しましょう。

  1. 右手で上前を元の位置に引き上げ、左手で固定する
  2. 右側のおはしょりをめくり、腰紐の上の部分を軽く引き上げる
  3. おはしょりを戻し、下に軽く引っ張って整える
  4. 最後に裾の長さやたるみを鏡で確認する

4.振袖でトイレに入りやすくなるアイテム

振袖でトイレに入ることが心配な方は、以下のアイテムがあると便利です。

  • ショーツはビキニタイプ・ローライズ
  • 大きめのクリップ
  • 大きめのハンカチ
  • 予備の足袋
  • 生理用品

なぜあると便利なのか、1つずつ解説していきます。

4-1.ショーツはビキニタイプ・ローライズ

振袖の際、股上が浅めなビキニタイプやローライズのショーツを選ぶと、トイレ利用がしやすくなります。

通常、振袖の着付けでは、肌着、長襦袢、振袖、そして帯という順で重ねていきます。

ショーツの位置が帯の下部にかかってしまうと、トイレ時に脱ぎにくくなり、着崩れを招くことも。浅めのショーツを選べば、このようなトラブルを避けられます。

振袖を着る際、特に成人式や前撮りなどの大切な日には、浅履きのショーツを着用するようにしましょう。

4-2.大きめのクリップ

成人式当日は、振袖の袖や裾をとめるために、大きめなクリップを2〜3個持参しておくと便利です。市販されている着物専用クリップのほか、大型のペーパークリップや洗濯バサミも活用できます。

ただ、髪留め用のクリップや小さいペーパークリップは適していないので注意が必要です。小さなクリップでは、十分な固定力が得られない可能性があります。

4-3.大きめのハンカチ

大きめのハンカチを持っておくと、成人式当日にレンタルした振袖を汚すリスクが軽減します。

トイレ時のしゃがむ動きにより、半衿や胸元へのメイクの移りが懸念されます。一度ついてしまったメイクの跡は、取り除くのが難しい場合が多いです。

そのようなアクシデントを予防するためには、大判のハンカチやバンダナを携帯すると良いでしょう。50cm以上の大きさのものを選ぶと、首周りに掛けやすく、実用的です。

4-4.生理用品

振袖を着る日が自身の生理予定日と被っている方は、以下のような生理用品の準備も必須です。

  • ローライズタイプのサニタリーショーツ
  • タンポン
  • 夜用ナプキン
  • 吸水ショーツ

ローライズタイプのサニタリーショーツは脱ぎ履きが容易で、ガードルやスパッツを併用することでズレのリスクを低減できます。

出血が多い日には、タンポンと夜用ナプキンを組み合わせるのも良い選択です。また、吸水ショーツも安心感をもたらしてくれるアイテムといえます。

4-4-1.生理期間中に振袖を着るときの注意点

当日が生理日と重なった場合、安心して過ごすための対策をしましょう。

着付けスタッフにその状況を知らせることで、締め付けを緩めてくれたり、補正タオルの調整してくれたりして、快適さや着心地を考慮してくれます。

また、生理がくると生理痛が強く体調が優れないという方は、計画的にピルを服用し、生理予定日を調整する方法も考えられます。ただ、ピルの開始は副作用の影響を考える必要があるため、事前に医師の診察を受けましょう。

5.振袖を着てトイレに行くときの注意点

振袖を着てトイレに行くときは、以下の4点に注意してください。

  • 余裕を持ってトイレに向かう
  • 洋式のトイレを選ぶ
  • ショールや上着は外してからトイレに向かう
  • 袴と振袖を着ているときも同じ手順でトイレに入る

5-1.余裕を持ってトイレに向かう

トイレの際、特に振袖を着ている時は「時間に余裕を持って動く」のが重要です。振袖を着用してのトイレタイムは、通常よりも3~4倍の時間がかかることが一般的です。振袖を着るのが初めての方だと、着崩れの直しやメイク直しも含めて、トイレに20分以上を要することも。

かといって焦ってトイレを済ませると、振袖に汚れがついたり、形が乱れたりするリスクがあります。また、イベント会場ではトイレの混雑も予想されます。時間に余裕を持って、トイレの必要を感じたら早めに行くことを心掛けましょう。

5-2.洋式のトイレを選ぶ

振袖の際のトイレは、スペースが広い洋式トイレの使用がおすすめです。

和式トイレではしゃがむ姿勢が求められ、振袖の裾が床に触れて汚れる危険性があります。また、和式は飛沫が散りやすく、振袖が汚れる可能性も。一方洋式トイレはフタがあり、体の動きも和式よりも自由なため、振袖のままでも使いやすいです。ただし、掃除直後の湿った床には注意してください。

また、全体的に広めで手洗い場やメイクスペースが独立していて、全身が見える鏡のあるトイレを選べば、振袖やメイクを整えるのも楽ちん。事前に会場近くの洋式トイレの場所や設備をチェックしておくと安心です。

5-2-1.和式のトイレしかない場合はどうする?

場合によっては、和式のトイレしかない場合も考えられます。和式トイレを利用する際にも、基本的な手順は洋式トイレと変わりません。

ただし、和式の特性上、袖や裾をより高くまくり上げることが重要です。飛沫による汚れのリスクには特に注意して使用してください。

5-3.ショールや上着は外してからトイレに向かう

トイレに向かう前に、ショールや上着は脱いでおくと、トイレ中に動きやすくなります。

万が一、置き場所が確保できない時や、誰かに荷物を預けられない状況を考慮して、折りたたみ可能なサブバッグを持参するのも良いアイディアです。

5-4.袴と振袖を着ているときも同じ手順でトイレに入る

袴を着用している際のトイレの取り組み方は、振袖のみの時と基本的に変わりません。まずは、袴の裾を持ち上げ、その後振袖の裾を整えてクリップで留めるだけです。

しかし、袴はその重さから、振袖の裾と一緒に留めるのはおすすめできません。袴専用のクリップを用意すると良いでしょう。袴を着るときは、クリップは余分に持参し、最低でも6個程度は持っておくことをおすすめします。

6.まとめ

いかがでしょうか。振袖でトイレに入るときの手順や持っておくと便利なもの・注意点などを解説しました。

普段着慣れていない振袖でトイレに行くのは不便な点も多いですが、手順や注意点をきちんと守ることで、振袖を汚すことなく晴れの日を快適に過ごせるでしょう。

振袖でのトイレで不安なことがある方は、着付け当日にスタッフへ質問し、事前に疑問を解決してから前撮りや成人式に臨むのがおすすめです。

「丸玉呉服店 A.LIFE」では、皆さまの振袖体験が最高の思い出となるように、お客様それぞれに合った振袖の提案と着付けをおこなっております。

浜松市や磐田市、袋井市、掛川市、菊川市、御前崎市で、成人式や結婚式などのイベントを最高のものにしたいとお考えの方は、ぜひ「丸玉呉服店 A.LIFE」までご相談ください。


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