お問い合わせ・来店予約・資料請求はこちら

数え年と満年齢、七五三に最適なのはどっち?

2023.09.14 七五三

1.七五三とは何か?

七五三は子供たちの成長の節目を祝う伝統的な行事となっています。3歳、5歳、7歳の際に行われるこの祝いは、男の子と女の子でタイミングが異なります。数え年か満年齢で祝うかは、家庭や個人によってさまざまです。この点を踏まえて、七五三の祝う年齢に関する詳細をお話しします。

1-1.七五三の年齢の背景とは?

七五三は、なぜこの年齢なのでしょうか。この疑問には、日本の古代の風習や信仰、そして子供の成長の節目という背景が深く関わっています。

1-1-1.古代の風習と信仰

日本の古代には、子供が無事に成長することは容易ではなく、多くの子供たちが幼少期に病気や事故で亡くなることが珍しくありませんでした。このような背景から、特定の年齢での子供の成長と健康を祈願する風習が生まれました。また、古代の人々は、数字に特定の意味や力を持つものとして信仰していたため、奇数である3、5、7という数字が選ばれました。

1-1-2.子供の成長の節目

3歳、5歳、7歳は、子供の成長の重要な節目とされています。3歳は、一人前の子供としての成長を意味し、髪を伸ばす「髪置き」の風習がありました。5歳は、男の子が初めて袴を着る「袴着」の年齢とされ、7歳は、女の子が成長し、大人の帯を締めることができるようになる「帯解き」の年齢とされています。

お祝い

2.数え年と満年齢の違いとその背景

日本の伝統的な年齢の数え方には「数え年」と「満年齢」という2つの方法が存在します。これらの違いとその背景を深く探ることで、日本の文化や歴史の一端を垣間見ることができます。

2-1.数え年とは

数え年は、生まれた瞬間を1歳と数え、その後の正月を迎えるごとに1歳ずつ加算していく方法です。例えば、12月に生まれた赤ちゃんは、翌年の1月1日には2歳と数えられます。この方法は、古代中国の影響を受けたものとされています。

2-1-1.数え年の背景

数え年の起源は明確ではありませんが、一説には、胎内で過ごす時間も含めて人の年齢を数えるという考え方から来ていると言われています。また、古代の人々は、新しい命の誕生やその1年の無事を祝う意味合いが強かったため、このような数え方が行われていたとも考えられます。

2-2.満年齢とは

満年齢は、西洋の年齢の数え方と同じで、生まれてからの経過年数を指します。例えば、1月1日に生まれた赤ちゃんは、翌年の1月1日に1歳となります。

2-2-1.満年齢の背景

近代以降、法律や公的な手続きでの年齢の基準として満年齢が採用されるようになりました。これは、国際的な基準やシンプルな計算方法を求める社会の変化に伴い、徐々に満年齢が主流となった結果です。

3.七五三における数え年のメリット

七五三は、子供たちの成長を祝う日本の伝統的な行事であり、数え年がその起源と深く結びついています。数え年を基準にすることには、以下のようなメリットが考えられます。

3-1.伝統的な価値観の尊重

数え年は、日本の古来の年齢の数え方であり、七五三の起源とも深く結びついています。数え年を用いることで、古代からの伝統や文化を尊重し、子供たちに日本の歴史や文化を伝えることができます。

3-2.神事との整合性

多くの神社では、七五三の際の手続きや祈祷は数え年を基に行われています。数え年での参拝を選ぶことで、神事の背景や意味を深く感じ取り、伝統に沿った形での参拝を楽しむことができます。

3-3.地域社会とのつながり

いくつかの地域では、数え年をもとにした七五三のお祭りやイベントが盛んです。数え年を通じて、地域の伝統や風習に触れることで、地域の人々との絆を深めることができます。

3-4.親や祖父母との共有

多くの中高年の方々は、数え年を大切にしてきました。数え年を通じて、親や祖父母との絆の瞬間を感じることができ、世代をつなぐコミュニケーションが深まります。

4.七五三における満年齢のメリット

満年齢を基準にすることには、以下のようなメリットが考えられます。

4-1.心と体の成長を感じる

満年齢は、生まれてからの実際の経過年数を基にした年齢の数え方です。そのため、子供たちがどんどん大きくなっていることを身近に感じられます。3歳、5歳、7歳という節目を満年齢で考えることで、子供の成長を心から祝うことができます。

4-2.みんなとの共通認識

近年、都市部を中心に満年齢を基準にする家庭が増えてきています。このため、近所の友人や学校の友達との間で、七五三のタイミングが一致しやすくなります。共通の認識を持つことで、子供同士の交流や親同士のコミュニケーションがスムーズになることが期待されます。

4-3.記念日やイベントの計画のしやすさ

満年齢は、生まれた日からの年数を基に計算できるためシンプルです。これにより、七五三の日取りや準備をする際に、どの年齢でどのような準備をすれば良いのかが明確になり、計画が立てやすくなります。

予定

5.数え年と満年齢、どちらが一般的に使われているのか?

日本の伝統的な「数え年」と現代的な「満年齢」、これらの数え方は、状況や文化、歴史的背景によって異なる使われ方をしています。

5-1.数え年の活用シーン

数え年は、主に伝統的な行事や神社・寺での祈祷、家族の慣習などでよく使われます。例えば、初節句や七五三などの行事では、数え年での年齢が基準とされることが一般的です。また、年賀状の挨拶文などで「○○歳の春」という表現をする際にも、数え年が用いられることがあります。

5-2.満年齢の活用シーン

一方、満年齢は、法律や公的な手続き、学校の入学年齢、運転免許の取得、成人式、就職活動など、私たちの日常生活の多くの場面で基準として使われています。特に公式な文書や手続きで、満年齢がはっきりと示されることが多いです。

5-3.現代の傾向

最近、日常生活の中での年齢の表現や計算は、満年齢を基にするのが普通になってきました。しかし、家族の中での伝統や慣習、地域性などによっては、数え年を重視する場面も多く存在します。このように、数え年と満年齢は、それぞれの背景や文化、状況に応じて使い分けられているのが現状です。

6.早生まれの場合の七五三の取り扱い

早生まれとは、 1月1日〜4月1日までの生まれの人 のことを差します。

早生まれに生まれた子供たちの場合、七五三の際の年齢の取り扱いに迷う家庭は多いです。数え年で考えると、実際の年齢よりも1歳多く数えられるため、どのタイミングで七五三を行うかの判断が難しくなります。

6-1.早生まれの子供を持つ家庭の選択

  1. 数え年での祝い: 伝統的な考え方を尊重し、数え年での年齢を基準に七五三を行う家庭。この場合、実際の年齢よりも1歳早く七五三を祝うことになります。
  2. 満年齢での祝い: 実際の生後の月日を基準に七五三を行う家庭。この場合、実際の年齢に合わせて七五三を祝うことになります。

6-2.どちらの選択が良いのか?

早生まれの場合、どちらの方法で七五三を祝うかは家庭の価値観や考え方によるため、一概にどちらが良いとは言えません。しかし、以下の点を考慮すると良いでしょう。

  • 家族の意見や希望: 家族内での意見や希望を尊重し、一緒にどのタイミングで祝うかを決めることが大切です。
  • 地域の習慣: 地域や親戚の習慣に合わせて祝うことで、共通の価値観や絆を深めることができます。
  • 子供の成長や健康状態: 子供の成長や健康状態を考慮し、最も適切なタイミングで祝うことも考慮点となります。

7.まとめ 七五三の年齢ごとのおすすめは

7-1. 3歳は満年齢でお祝い

3歳の七五三は、満年齢でお祝いするのがおすすめです。子供たちが日々の成長を実感するこの時期、生まれてからちょうど3年を祝う満年齢でのお祝いがぴったり。特に、数え年の3歳での七五三は、早生まれの子にとっては少し早すぎるかもしれません。そのため、負担を感じることなく、心からのお祝いをするためには満年齢がおすすめ。

7-2. 5歳・7歳は数え年でお祝い

5歳や7歳の七五三は、数え年で行うのがおすすめです。この年齢は、幼稚園や小学校に通う時期。数え年でのお祝いを選ぶことで、同級生たちと同じタイミングでのお祝いが可能です。一方、満年齢でのお祝いを選ぶと、早生まれの子は同級生たちよりも1年遅れてのお祝いとなってしまうかもしれません。
もちろん、家族の考え方でお祝いの時期を選ぶのはもちろん大切ですが、もし同級生のお友達と一緒に七五三を祝いたいと思うなら、数え年での祝いを選ぶとよいでしょう。

七五三は、子供たちの成長を祝う大切な行事です。数え年と満年齢、どちらの年齢で行うかは家庭の考えや地域の習慣によって異なりますが、どちらの方法でも、子供たちの健やかな成長を祈願するという意味では変わりません。大切なのは、家族でその瞬間を楽しむこと。どのような方法で祝おうと、その背景にある愛情と祈りが最も重要なのです。

浜松市や磐田市、袋井市、掛川市、菊川市、御前崎市で、七五三写真撮影や着物レンタル、神社へお参り(お出掛け)をお考えの方は、ぜひ「丸玉呉服店 A.LIFE」までご相談ください。


A.LIFE VILLA 浜松
〒435-0046
静岡県浜松市中央区丸塚町161-1
定休日 火・水曜日
TEL/053-582-6003

A.LIFE 浜松店
〒433-8104
静岡県浜松市中央区東三方町216-3
定休日 火曜日
TEL/053-525-7377

A.LIFE 袋井店 / 丸玉呉服店
〒437-0125
静岡県袋井市上山梨1581-2
定休日 火曜日
TEL/0538-48-6003

七五三のお問い合わせはこちら

七五三のWeb来店予約はこちら

お気軽にお問い合わせ・ご予約ください。スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております